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「共働き」「実家遠方」の我が家が円満に子育てしていくためにたどり着いた『俺タイム』

148mama

  • 共働き
  • フルタイムワーママ

「共働き」「実家遠方」の我が家が円満に子育てしていくためにたどり着いた『俺タイム』

【基本情報】
148mama(35歳)秋田出身 東京都在住
5歳の長男と2歳の長女と夫の4人暮らし
趣味:キャンプ

『赤ちゃんを泣かせてはいけない』の思い込みで頑張り過ぎて倒れました

こんにちは。今日はよろしくお願いします。はじめに、現在の148mamaさんのライフスタイルを教えてください。

会社員をしながら、5歳の息子と2歳の娘と夫と4人で暮らしています。2回の育休を取得経験と、更に出産後2回の転職を経験し、今はフルタイム勤務で8時30分から17時15分まで働いています。

今では148mamaさんに合ったママライフバランスを見つけられて過ごされているとのことですが、今日は暗黒期のお話を聞かせてください。出産後、初めて経験する子育ての中で最も辛かった時のエピソードを教えてください。

はい。3年半の暗黒期があったのでたくさんありますが、今日は抜粋して…(笑)

『赤ちゃんを泣かせてはいけない』と思っていたので1日12時間は抱っこしているという毎日でした。赤ちゃんが泣くのも、ミルクを飲みきらないのも、寝ないのも、体重が増えないのも、小さめなのも全ては母親である自分のせいだと思っていました。地域の子育て支援センターに相談にいったものの、納得できる回答が得られずモヤモヤして、笑顔で過ごす親子をみては育てやすそうな赤ちゃんでいいなぁ…どうして私は…と、悲しいやら苦しいやら、気持ちの行き場が無かったです。

分かります!うちの長女も背中に超高性能センサー搭載かと思うほど抱っこじゃないと目を覚ます子でした。泣いてないのに幻聴で泣き声が聞こえることが何度もあったな…。

一時、義母さんが頻繁に訪ねてくる来るときがありました。自分の食事もトイレすらままならず、髪は1つに結んで、化粧もできなくてスッピン…という毎日なのに、リビングでご機嫌な赤ちゃんを囲んで談笑する義母さんと夫が、機嫌が悪くなって泣き始めた息子を「やっぱりママじゃなきゃダメね~」と“伝家の宝刀”を出して、私にパス!というシーンがたびたびあって猛烈に苛立っていました。

私の中で【赤ちゃん>赤ちゃんに会いに来る人>自分の体調】という方程式だったんです。今思うと心が崩壊しきっていました。

猛烈な苛立ち、私も経験があります。そこを経て、今はどんな方程式なのでしょうか?

今は【子どもと自分の体調>周りの人】という優先順位で「できません」「いやです」「ごめんなさい」というNOを伝えて自分の心と体調をまもることを優先しています。

まずは、一番近くにいる夫に「つらい、無理、NG」を伝えるようにしました。

まさにご自身のママライフバランスを大切に選択の基準を見つけ、ご主人に伝えるという行動を起こされたのですね。

優先順位の方程式がシフトして変化した日常

方程式をシフトできたきっかけを教えてください。

2回目の育休です。1回目の時は、初めての育児に「ママはこうあるべき!」と「育児はやったこともないけど、100点をとらなくてはならない」というプレッシャーで、ボロボロでした。

そんな1回目があったらこそ、2回目は「この育休を、自分の1年後を変える為の布石にする」と決めたこと。

2回目の育児なので余裕を持てたこともあり、「自分の為に育休期間を使いたい」と思い、「この人に会いたい!」と思う人のセミナーやセッションを受け、転職する為の資格を取り、ママ向けのコーチングを学びました。ママバラ公式アンバサダーになったのもこの時期です。

そうでしたよね。初めてお会いした時は下のお子さんがまだ0歳でしたね。今の148mamaさんの「ママとしてのわたし」と「大人としてのわたし」それぞれで大切にしていることを教えてください。

戻ることのない育児に、今も尚、ママライフバランスを模索している毎日ですが、「ママのわたし」30%「大人のわたし」70%くらいの気持ちで過ごすことが、私にとって一番バランスが取れると感じています。

「ママとしてのわたし」がこだわっていることは、子どもと笑顔で過ごせるコンディションまで家事や育児のタスクを減らすこと。
「大人としてのわたし」がこだわっていることは「挑戦」です。

『俺タイム』は家族円満の秘訣

ありがとうございます。
共働きで、ご実家も遠方の148mamaさんとご主人が共にご機嫌でいられる工夫があれば教えてください。

うちの夫は最近オンラインゲームにハマっていて、ゲームをしているときは「俺の一人時間だから」とのこと。はじめは家にいるのに家事育児をしないことに苛立っていたのですが、「じゃあ、ママも!」と交渉し、今はその時間を通称『俺タイム』といって、自分の楽しいことをする時間として過ごしています。

夫はゲーム、私は1人でカフェに行ったり、興味のある学びに参加したりしています。
『俺タイム』の導入をして半年程ですが、『俺タイム』実現の根底には、2回目の育休中を自分の為に使ったことがあると思います。私自身がママではない「大人としてのわたし」の時間を自分に許可できるようになり、夫にもそれが許可できるようになりました。

夫婦共に「大人の時間も大事」と共通の認識を持てるようになったのも、育児が楽しくなったきっかけの一つだと思います。

共通認識のある状態!理想的です!
これからの148mamaさんの夢や(いま大切にしていること・夢中になっていること)ビジョン(OR楽しみにしていること)を教えてください。

3年半前の暗黒期より、だいぶ自分らしく生きられるようになったと感じていますが、もっともっと自分らしくなれると思っています。

このまま「自分らしく」を貫き、自分の得意を活かしながら、自分や子どもの年齢、“ママ”というカテゴリーにとらわれず「自分らしく生きることが当たり前になる」社会を実現出来たらいいなぁと思います。

勿論、自分の子ども達にも「自分らしく」生きてほしいので、一番身近にいる私がその姿を見せようと思っています。

インタビュイー=148mama https://www.instagram.com/148mama
取材・文=上条厚子  https://www.facebook.com/salonanelaanela/

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