STORY 006

“私らしさ”の鍵は『起業』じゃなくて『転職』でした

MAYUMI

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“私らしさ”の鍵は『起業』じゃなくて『転職』でした

【基本情報】
MAYUMI さん(41歳)愛知県在住
10歳・6歳・2人のお子さんと夫と4人暮らし

漠然と描いていた結婚・出産のゴールの先は両立の壁

こんにちは。今日はよろしくお願いします。
はじめに、現在のMAYUMIさんのライフスタイルを教えてください。

子育てをしながら、理解のある職場で会社員(時短勤務)をしています。
ママバラのコンセプトに強く共感してプロボノとして事務管理などのバックサポートで関わっています。

いつもありがとうございます。
今日は改めてMYUMIさんの今のスタイルについてインタビューさせてください。

はい。よろしくお願いします。

今は子育てしながら働くことに理解のある職場で働かれているとのことですが、出産前からの元々の職場が理解のある職場だったということですか?

今の職場は3年前に転職活動をして見つけた職場です。
もともと結婚願望があって、子どもを2人産み、4人家族になることが私の夢でした。
その通りに自分自身の理想の家庭を築くことができたと思ったのも束の間・・・
2人目の育休から仕事に復帰した私を待っていたのは、次なる夢を見つけられないまま、育児と家事と仕事という生活に追われて疲弊する日々でした。

そうだったんですね。分かります。私も人生の終着駅を結婚・出産にしていた派でした(笑)職場環境としてはどうだったのでしょうか?

時短勤務になってから責任ある仕事も任せてもらえない、自分でも任せてと言い出せない。それでも働かせてもらえるだけありがたいと、我慢してばかりいました。
まさに悪循環でしたね・・・。
「自分の人生を生きていない」という感覚に陥っていました。

現状への不満から抜け出す一歩目

その葛藤は今もなお多くのママが通っている道かと思います。そこからどのように抜け出してきましたか?

転機となったのは、今振り返ると2人目の育休復帰前に「やりたいことをやっておこう!」と、思い切ってパーソナルスタイリストの榊原恵理さんの骨格診断や同行ショッピングのサービスを受けてみたことですね。
その時は単純に自分の気持ちに従っただけですが、個人事業主として起業している方に初めて会って、こんな働き方をするママもいることを知ったんです。

仕事復帰後のモンモンとした日々の中で、恵理さんのブログを見ていたことから、ワークライフスタイリストの宮本佳実さんの存在を知りました。
そしてその著書を読むことで、一歩踏み出す勇気をもらったんです。
自分でもブログを始めてみて、一時は自分の自由な時間を求めて起業を目指して頑張りました。

結婚・出産の次の夢を描いて行動に移されたのですね!素晴らしいです!!!
『起業』という働き方は時間の自由度が高そうに見えますもんね。

行動してみて見えてきたこと

実際に起業に向けて踏み出してみていかがでしたか?

はい。でも、行動してみたことで分かってきたことがありました。
様々な起業女性の方と会い、またコンサルなども受けました。
そうしていくうちに、本当の意味で自分自身と向き合えるようになり、結果的に自分は起業じゃないな、会社員として働くことが好きだなと気付いて起業はやめることにしました。

そうだったんですね。起業も会社員も雇用形態の違いだけなので、大切なのはその内側の部分ですよね。
『会社員として働くことが好き』というのは具体的にどんな部分がお気に入りですか?

そもそもパソコンを使って事務仕事をするのが得意だし、自分でも向いていると思うんです。縁の下の力持ち的なサポート役もやりがいを感じ、また仲間がいてみんなで意見を出し合って切磋琢磨することが好きなんです
そういう意味では会社という組織の中にいてこそ、存分に力を発揮できるなと。
一人であれこれやるより、与えられた役割に集中したいタイプなんですよね。

自分自身の「好き」や「心地よさ」そして「得意や強み」をそこまで細分化して自己理解できていることが素晴らしいですね!!!
会社員というスタイルはそのままで、さらなる心地よさを求めて転職活動をされたんですよね?

はい。条件的にかなり厳しいと言われているアラフォーで2児の母、時短勤務必須の状況でありながら自分の望む条件のところ(時短勤務で働けて、さらに正社員、子育てする上で子どもの行事や病気にも理解を得られる職場)へ転職もでき、今に至ります。

起業・会社員という雇用形態の枠を超えてMAYUMIさん自身の理想のあり方・働き方を「大人のわたし」として意志をもって描いたところから動き出した感じですね。

はい。まさに!「自分の自由な時間が欲しい」と常々思っていましたが、自由がないというのは単なる自分の思い込みであるとわかりました。
今まで「ママだから」という理由で自分を制限していたと気付いたんです。だから、今では時間が欲しくなったら遠慮なく旦那や子どもたちに伝えるようにしています。

習慣でつい我慢してしまう時もありますが、気付いた時にはちゃんと自分の気持ちを大事にしています。100%思い通りとはいかないですが、旦那も子どもも基本的にはわたしの気持ちを大事にしてくれるし、何よりただ気持ちを伝えるだけでスッキリします!

それでわたしもご機嫌になるから、自由があるなしは関係ないんだなと思いました(笑)

MAYUMIさんのママライフバランス

今のMAYUMIさんの「ママのわたし」と「大人のわたし」それぞれで大切にしていることを教えてください。

「ママのわたし」として大切にしていることは、休日は基本的に家族4人で過ごすことです。パパがしっかり子どもの世話をしてくれるので、助かってます。基本、「良いママ」であることは放棄して、1人の人間として子どもたちと接するようにしています。だからイライラして怒ることもありますが、子ども扱いせずにしっかり伝えることを大切にしています。

「大人のわたし」として大切にしていることは、まずは自分が楽しく過ごすこと、我慢したり遠慮したりしないことです。自分が楽しく過ごせば笑顔でいられるし、心に余裕もできる。周りのみんなにとってもWin-Winだと思うんですよね。
今は主に在宅勤務(テレワーク)で仕事をしているので、朝と夕方の通勤時間がない分、そこは存分に自分時間を取ってやりたいことやってますね。ブログを書いたり、ブログを読んだり、時にはゲーム時間に充てたりとか!ついつい家事をしがちなところですが、自分がワクワクすることをする時間と決めています。
電車通勤だった時は少し早めに家を出て、会社近くのカフェでくつろぐ時間を取ったり、仕事が早めに終わった時はお迎えの前にデパートで買い物を楽しむこともしていました。
つくろうと思えば時間はあるんだってことを実感しています。

これから

素敵なバランスですね。
これからのMAYUMIさんの夢やビジョンはありますか?

ありがとうございます。とっても気に入っています。
会社員は制限もあるし不自由だと思われがちですが、のびのびしつつもやりがいを持って働くことができると思っています。会社員でも、好きな時に好きな場所で働く!を体現したいと思っています。
そして「ママだから〜できない」ということはない!と声を大にして伝えたいです。

自分の本当の気持ちに素直になれたら、その気持ちを大切にして、自分だけは自分の味方でいてあげること。それだけでも世界は開けるかなぁと思います(^^)

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取材後記

起業すれば自由な働き方ができる。と、ざっくりとした方程式に目が行きがちですが、MAYUMIさんのように、自分の本当の「好き」「心地よさ」や「強みを生かして貢献できる部分」を細分化して自己理解できていれば、会社員という雇用形態でも好きを仕事にすることは可能だということがわかりました。雇用形態よりも、自分の本音を大切にすることの価値を教えて頂きました。

ママバラにもプロボノ(プロのボランティア)として事務を主とするバックサポートで助けて頂いています。そこがMAYUMIさんの「好き」を満たすひとつの居場所になっている。と言って下さっていてママバラがサードプレイスになれていることをとても嬉しく思いました。

インタビュイー=MAYUMI https://ameblo.jp/truth-friend-beauty/
取材・文=上条厚子 https://www.instagram.com/atsukooo_official/

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